ふらびズムpeople 富良野彌榮太鼓保存会 | 取材日 2013年11月23日(土) 取材地 富良野演劇工場 |
響け!和太鼓、富良野の大地に | ||
1973年(昭和48年)の富良野市開基70周年の時、当時の市長 故高松竹次郎氏が「富良野にも勇壮な和太鼓があってもいいのでは」と、「さくら貝の歌」や「まりもの歌」で有名な作曲家の故八州秀章(やしまひであき)氏に、太鼓の曲を依頼しました。 当時、農業青年8名が、その式典で披露した八洲氏作曲の曲名が「彌榮太鼓(いやさかだいこ)」。その後、創作和太鼓集団として色々な曲を作曲しながら活動し、名前を富良野彌榮太鼓保存会として、青少年の健全育成や地域文化の向上を図ってきました。富良野を盛り上げる各種イベントに参加し、郷土芸能の発展に尽くされている会となりました。今年(2013年)に創立40周年を迎え、取材日のこの日、富良野演劇工場(富良野市中御料)で、40周年の記念ポスターを撮影しているところにお邪魔し、会長の篠嶋慎一さんにお話をお伺いしました。 「今年度、40周年を迎えることができました。会長は、私で7代目」という篠嶋さん。ご自身は札幌出身です。会では、少年部から続けている人に富良野出身者が多いのですが、大人の部では、移住者が多く、富良野以外から通ってくる人もいるほどです。また、会員には、オーストラリアの方も参加しています。練習日は、大人が、毎週水曜日の19:30~21:00。少年部は、2014年度から水曜日(現在は水曜日)の18:30~20:00です。 年間に約15件の公演依頼があり、公演の前日にも練習するので、年間約150回の練習量となるそうです。市の公的なイベントでは、必ずと言って良いほど、彌榮太鼓が出演し華を添えます。メンバーは、「皆さん個性派揃い」と言う、篠嶋さん。「まとめるのは大変だけど、みんな仲良く楽しく、すごく良い雰囲気」と優しく微笑まれました。 入会したい方へは、「太鼓は、ばちで叩けば音が出ます。まず、練習を見学し、楽しそうと思ったら、是非ご一緒に(※)」とメッセージをいただきました。始めは、誰でも素人の保存会のメンバー。この力強い和太鼓にあなたも参加してみませんか? (※)彌榮太鼓公式HP |
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