ようこそ富良野市へ 取材日 2013年10月2日(水)
取材地 (一社)ふらの観光協会
  花・ひと・物語があるところ  

 富良野市は、ふらびズムエリアの市町村で、唯一の「市」です。農業と観光を基幹産業とし、人口 約23,700人(2013年8月末現在)。小さいけれど、抜群の知名度を誇る地方都市です。富良野を全国的に有名にしたTVドラマ「北の国から」(脚本:倉本聰氏)の放映が2002年に終了して11年。今なお、ドラマの世界観を求めて富良野を訪れる人が後を絶ちません。また、自然環境やガーデンなど、人を癒す場所として評価をもされています。 そんな「富良野」の魅力を、一般社団法人ふらの観光協会(※)事務局次長 鳥居達哉さんにお聞きしました。

 鳥居さんに「富良野の特徴」を聞くと、「花・ひと・物語があるところです」と、即答が返ってきました。問い合わせが多い「花」は、やはりラベンダー。しかし、最近では、インターネットの影響で、他の花(の状況)の問合せも増えているとか。「夏だけではなく、春から秋にかけて、たくさんの花が咲きます。お問合せいただければ、その時に見頃の花やスポットをご案内します」とのことなので、季節ごとに咲くいろいろな花や樹木、山草などをお楽しみください。そして、ふらびズムのコンテンツ、「環境」のFurano Flowersも是非ご参照の程を。

 次に「ひと」。それは、富良野に暮らす人たちが特徴的だとか。「とにかくお祭り好き。というか『盛り上がっちゃえ』という雰囲気が常にあります。」と、嬉しそうに語る鳥居さん。根拠は、富良野の新しい話題のスポット「フラノマルシェ」を民間が中心となって立ち上げたこと、市最大のイベント「北海へそ祭り」が、毎年、民間のボランティアが中心に運営されることなどを上げます。<まちづくり>から<イベント>まで、準備をするのも、実施するのも、打ち上げをするのも、すべて楽しんで、全力投球するのが、富良野人気質。生まれも育ちも富良野の鳥居さんから、そんなニュアンスを受け取りました。

 「物語があるところ」では、倉本聰氏の作品が富良野を舞台に描かれたことを指しています。その上で、「物語と同じような素朴な生活、お祭りは好きな反面地に足をつけた生活を富良野市民がしているのです」と、鳥居さんは、単なるロケ地ではなく市民の暮らしぶりが、物語に反映されていると教えてくれました。

 さて、移住の観点からも、観光分野での就業について伺いました。「観光分野で移住者が活躍している例は多く、例えば、観光協会の事務局長は、関東からの移住者です。また、飲食店、宿泊施設のオーナーや従業員、アウトドアガイドのインストラクターなどに携わるケースが多いです。」とのことでした。やはり、基幹産業だけあり就業のチャンスが、あるようです。

 最後に、生まれも育ちも富良野の鳥居さんから、移住希望者へウェルカムメッセージをもらいました。 「私が富良野にずっと住んでいるのは、他のまちの魅力を見てもここ(富良野)がいいなと思い、外に出たいなと思わなかったからです。「花、ひと、物語」があるから、私はここに住み続けているのだと思います。そんな地元の人間と、富良野を一緒に盛り上げてくれる方が、移住して頂ければ」でした。

※一般社団法人 ふらの観光協会
http://www.furanotourism.com/jp/
〒076-0025 富良野市日の出町1番30号
電話:0167-23-3388

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