ふらびズムエリア、上川地方南部の一番南に位置しているのが、占冠村(しむかっぷむら)です。富良野市街地から南へ約50㎞の場所にあります。 村の魅力をNPO 法人占冠・村づくり観光協会(※)児 玉眞澄事務局長にお聞ききしながら、観光の視点で取材してみました。この日は、夏の喧騒が一段落し、羊のような雲が流れる青空の下、村は静かに佇んでいるようでした。ふらびズムエリアに住む取材スタッフの私たちも、旅人のような気分で過ごした占冠村の映像をお届けします。
【道の駅「自然体 感しむっぷ」】
占冠は、新千歳空港から、高速道路を使えば90分でアクセスできる村です。車で行けば、村の玄関とも言える道の駅 自然体感しむかっぷ」が、国道237号線沿いに、村の花「カエデ」の看板と一緒に 見えてきます。管理・運営をしているのは、観光協会なので、村内や周辺エリアの地域情報が充実し、立ち寄った方の強い味方のイン フォメーションセンターとなっています。ウォシュレット付きの清潔なトイレ、占冠村の特産品「山菜」が中心のお土産品店、食堂、レストランなどのショッピングモールにあり、大自然に囲まれた村の入り口ながら、便利で、美味しくて、楽しくて、親切な場所となっています。
【赤岩青巌峡】
道の駅とは対照的に、村一番の大自然、壮観な景色が赤岩青巌峡(あかいわせいがんきょう)です。村のお勧め観光スポットです。行ってみると、その雄大さに圧倒されます。 成り立ちは、1億年前、峡谷が海の底だったころ、海底火山が大噴火し堆積 した火山灰が輝緑凝灰岩になり、赤や青の奇岩、巨岩となったそうです。中央を流れる一級河川の鵡川(むかわ)は、村内の奥トマムを源流に135㎞続き、太平洋に流れますが、独特なグリーンの色と川の轟音は、圧倒的な風景で、しばらく見入ってしまいました。赤岩青巌峡は、これから道内有数のワイルドな紅葉のみどころとなります。
【日本一寒い場所】
道の駅で、まず目 に付くのが大きな寒暖計です。「"日本一寒い占冠"で是非記念の写真を一枚」とあり、占冠村が厳寒の地であることがわかります。 児玉事務局長に、その寒さは、どれくらい厳しいかとお聞きすると「日本で一番寒い村と言われていますが、住民にしてみればそれほどではないですね。一番寒い時間は寝て起きる時間帯です。住居が完備されているので、寒さについては問題ないです。」と笑顔で答えてくれました。
(※)NPO法人占冠・村づくり観光協会
北海道勇払郡占冠村中央
℡.0167-39-8010
◎協会は、道の駅「自然体感しむ かっぷ」の施設に併設されています。
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