花垣星也さんは、２年前に東京都稲城市から、酪農を学ぶために富良野に移住してきました。就職したのは八幡丘にある藤井牧場。ふらびズムピープルで取材した藤井雄一郎社長のもとで現在働いています。

　酪農を選んだきっかっけは、ペットの専門学校で勉強していた時、観光牧場に研修に行き、牛が大好きになったからでした。どうせやるのなら、本場、北海道で！と決めた花垣さんは、藤井牧場の求人を知り応募しました。

　実際に牧場で働いた感想は、「とにかく、無我夢中の２年間。目の前の仕事をこなして来たという感じです。午前2：50に起きるのも普通で、1年目は、その習慣に身体を合わせるのが大変」でした。今後については、いろいろと学ぶことが多いこの牧場で修業しながら、深く考えて行きたいと語っていました。「東京に戻りたいと思うことは？」の問いには、「休暇もきっちりいただけるので、時々帰ります。また、両親もこちらに来てくれますし…」と、照れたように話したのが印象的でした。

　藤井社長へのインタビューで、牧場で働いて欲しい人材の条件が「酪農への強い想い。牛が大好き。酪農技術を真剣に学びたい人。」でしたが、インタビューが終わり、大急ぎで仕事に戻り、集中して仕事に取組む花垣さんの後ろ姿に、その条件が満たされていると感じました。