富良野緑峰高校 園芸科学科 | 取材日 2013年1月22日(火) |
目指せ!農と食のスペシャリスト | ||
北海道富良野緑峰高校は、1999年(平成11年)、地元の農業高校、工業高校、富良野高校の商業科をあわせて開校し、農業系、工業系、商業系の3つ学科が学べる高校です。 2013年(平成25年)、1月17日(木)、18日(金)、平成24年度北北海道学校農業クラブ連盟の実績発表会が緑峰高校で開催されました。農業クラブとは、全国組織のクラブで1948年(昭和23年)に発足。各都道府県で農業を学ぶ高校生が農業学習に必要な「体験と発見」を心がける教科活動です。緑峰高校は北北海道学校農業クラブ連盟に所属し、連盟7校が毎年持ち回りでクラブ活動の発表を運営していますが、今年度の担当が緑峰高校でした。 農業クラブ役員で運営に携わり、発表した、園芸科学科の永沢恭平さん(3年)、田中虎之介さん(2年)、西尾郁美さん(2年)、轟木沙耶さん(1年)に大会の感想や今後の抱負についてお聞きしました。 大会について、西尾さんは、「Let's Family~緑峰農業クの目指すもの(未来)~」の題目で、クラブ活動の発表をし「(発表内容を通して)園芸科学科の活動の大きさを感じました」と言い、田中さんは、大会運営を行い「執行部だけではなく、先生や周りの協力で成功できたと実感しています」と大会後の充実感を語ってくれました。 日頃、園芸科学科で学ぶ皆さんの夢を聞いたところ、1年生の轟さんは、「調理師になりたい。農業を学びその知識を活かし、夢を実現させたい」と抱負を語り、3年生の永沢さんは「園芸科学科は、普通科で学べないことが学べる。やりたいことが伸ばせ、夢が見つかる」と力強く答えてくれました。 全国で行われる農業クラブの成果発表から、食育や食の安心安全という考え方が全国に広がりました。緑峰高校のクラブ活動からもカレンジャー娘の地産地消活動をはじめ、ユニークで、真剣な取り組みが地域の住民や大人たちに影響を与えています。取材を通して、園芸科学科の日頃の活動や勉強ぶりを垣間見、農業を育む、若い力を実感できました。 |
||