富良野の自然に親しむ集い 第5回 | 取材日 2012年10月14日(日) |
紅葉の森を訪ねて~雪虫を探してみよう | ||
「自然に親しむ集い」は、富良野市民に四季折々の身近な自然を感じてもらおうと富良野市博物館が中心となり毎年実施されています。講師には市の職員、東大演習林の研究者、カメラマンなど、地域の自然に詳しい専門家を招き、市民のみならず、観光客も参加することが出来、充実した勉強や観察会が行われています。 10月14日は、今年度(2012年)の第5回目「紅葉の森を訪ねて~雪虫を探してみよう!」が実施されました。「雪虫」(トドノネオオタワ虫)は北海道の10月上旬か中旬、平地の木々が紅葉する頃まるで雪が降るように大群で飛翔し、それを合図のように雪が降りだすことが多く、冬を告げる虫として道民に親しまれています。 この時期にしては、暖かすぎる気温が続いていた富良野地域なので、例年と比較して「雪虫」の大群を見かける機会があまりありませんでした。この日は、案内人として雪虫の生態写真を撮影している地元在住のカメラマン石黒誠さんと芦別岳の麓にある「太陽の里 ふれあいの森」にいきました。そして、ヤチダモの木の根元近くを観察してみると…すぐに「雪虫」を発見できました。用意された顕微鏡でのぞくと透明な羽を持ち、雪のようなロウ物質に覆われていました。 「富良野の自然に親しむ集い」は、開始されて今年で20年目を迎えます。この後は、来年(2013年)3月17日に早朝の森を歩く~アニマルトラッキングを予定しています。 |
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