NPO法人ふらの演劇工房のダンスサークル、Smile Factory(スマイルファクトリー)の講師、金光紗葉(かねみつさよ)さんは、山口県下関市出身。富良野市に移住して6年になります。
サークルでは、「Sayo」先生と呼ばれ、大人からこどもまで、あこがれの存在だとか。その模様は、10月13日に行われた「富良野演劇祭」で踊る金光さんをご覧いただければお分かりいただけるでしょう。そして、サークルの方から「peopleで、Sayo先生にインタビューを聞きたい!」とのリクエストが、ふらびズムにあり、お話を伺うことになりました。
Q.富良野への移住のきっかけは?
「主人に転職がきっかけとなり、山口を離れることにしました。移住先は、北海道か沖縄に」…と、知り合いがいない土地でありながら、大胆な選択肢を掲げていたそうです。そして、当時お腹に2人目のお子さんがいた紗葉さんが選んだのは、「子どものために、より自然がいっぱいあるイメージ」だった、富良野への移住でした。行動力の凄さに驚きですが、やはり、見ず知らずの場所。移住当初、最初の4か月間は、友達もできず、寂しい思いの日々だったそうです。しかし、幼児サークルから、知り合いの輪が徐々に広がり始めたそうです。
さて、富良野で、ダンス講師となった金光さんですが、そのいきさつは、やはりお子さんがきっかけでした。
移住した後に、金光さんは、子どもさんをSmile Factoryに入会させ、保護者として付き添っていたそうです。2人目のお子さんが生まれた後に、ご自身も体験入会。あまりの踊りの素晴らしさに、サークルのスタッフが、講師をしてくれませんか?とお願いしたそうです。
「踊りは、子どもの頃に、モダンバレエをやっていました。一度辞めたのですが、ダンス甲子園がきっかけで、再びダンスを始めました。母が日本舞踊をしていて、その姿に、『お母さん、格好良い!』と、子ども心にも感じていた」と、紗葉さん。そして、ご自身も、同じ踊りの世界で、仕事をするようになっていました。
Q.Smile factoryというサークルは、どんなところですか?
「その名の通り、『笑顔製造工場』みたいな集まりです。スタッフが、とても素敵な人たちで、習う生徒さんも明るくてダンスが大好き。いつも笑顔が溢れています。」と話してくれました。
富良野での暮らしは、野菜を農家さんからいただく事が多く、横のつながりが密な事に魅力を感じているようです。「本州には無い、自然の良さ」を感じ、つい、移動中は風景を見てしまうという紗葉さん。「いつも、景色を見ているよね」と言われるそうです。
Q.今後の富良野でのライフプランは?
「子どもは、外の世界を知った方が良いと思うので富良野を離れても良いと思います。でも、『帰って来たい』と思ってほしいです。」と、やはり、お子さんへの思いが第一番の紗葉さん。そのためにも北海道、そして富良野の良いところをもっと知っていきたいと思います。」とのことでした。 |