ふらびズムpeople 富良野一声かるた倶楽部 菅野達也さん 取材日 2014年3月4日(火)
取材地 瑞穂コミュニティセンター
  やらないとわからない面白さ、取ったときは快感  

 瑞穂コミュニティセンターに入ると聞こえてくる威勢の良い声や床を叩く音。毎週火曜日の夜、「富良野一声かるた倶楽部」はここで活動をしています。この団体で活動している菅野達也さんを取材しました。菅野さんは、富良野出身。大学進学時に富良野を離れました。卒業後、東北で仕事をしていましたが、Uターンし現在は市役所に勤務しています。

 「富良野一声かるた倶楽部」の参加者は20代が多いそうです。かるたの魅力を尋ねると「面白さはやらないとわからないと思います。『これだ』と思って取ったときは快感です。」とのこと。練習風景を見ていると気になる場面がありました。参加者が床を平手でバンバン叩いているのです。これは、気合の一部で、体を温めることが、手の動きに影響するようです。

 先日、素晴らしい話題がありました。倶楽部に所属する扇山小学校のチームが、第17回北海道子どもかるた大会で全道大会進出を果たしました。同倶楽部からの進出は10年ぶり。このチームを監督したのが、菅野さんでした。菅野さんは「読み手の多い地域なので耳が鍛えられたと思います。札の持ち方を重点的に指導しました。」と好成績につながったと話してくれました。そして「枚数が少なくなった時の仕上げは甘い。」と、課題も指摘されていました。

 大学の4年間、そして、東北での社会人生活時も富良野に戻りたいと考えていた菅野さん。なぜそう思ったか聞くと「安心感があって、落ち着けるのです。」と答えが返ってきました。生まれ育ったからこそある富良野への思いなのかもしれません。

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取材地 富良野演劇工場