ふらびズム

 
風景映像ファイルvol.3 しばれた日の空知川

取材日 2014年2月5日(水)
取材地 富良野市新空知橋付近

川霧と樹氷、冷えた朝に…

 しばれた日の午前、市街地の西側を流れる空知川を撮影しました。 空知川だけではなく、市内では「川霧」という現象が見られます。その名の通り、水面付近に現れる霧です。発生のメカニズムは…

(1)夜の放射冷却で空気が冷やされる
(2)冷やされた空気が川の水面付近へ
(3)川の温度が水面の気温よりも高い状態にある
(4)水面から盛んに発生する水蒸気が冷却されて霧の粒になる

 川霧が出過ぎると真っ白な映像しか撮れない事もあるので、時間を見計らって撮影しました。時間によって、霧の表情は違います。朝日によって黄金に照らされた川霧は、それもまた幻想的だと思いました。

 さて、空知川の流れを追いますと…水源は、南富良野町の上ホロカメットク山。上流では、シーソラプチ川という名前でルーオマンソラプチ川と合流し、空知川という名前になります。かなやま湖の金山ダムから流れ込出し、今度は、西達布川と合流し、富良野盆地に到着します。それから、山部、布部、富良野市街地を過ぎると富良野川と合流します。そして、富良野市を後にして、芦別市、赤平市、滝川市と砂川市の境界を流れ、新十津川町で北海道最大の流れである石狩川に入ります。いくつかの市町村を流れ、大小の川と合流し、大地を潤す空知川。冬の幻想的な姿を太一カメラマンがお届けしました。

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