7月中旬になり富良野地方には本格的な観光シーズンがやってきました。多くの観光客のお目当はラベンダーではないでしょうか。中富良野町の「ファーム富田」をはじめ、富良野周辺は多くのラベンダー畑があります。

　ラベンダーが地域を代表する花となったきっかけは、1976年、国鉄のカレンダーに「ファーム富田」のラベンダー畑が採用され、その存在を全国に知られた時からです。各地からカメラマンや旅行客が訪れ、ラベンダーの魅力に癒され、今では、海外からもラベンダー鑑賞を目的に観光客が訪れます。 もともとラベンダーは香料作物として栽培されましたが、合成香料や輸入香料の台頭で、農作物として苦境に立たされた時期がありました。しかし、ファーム富田に多くの人が訪れてから、ラベンダーの花と香りを生かした製品づくりへの努力が実り、地域はもちろん北海道を代表する花となっていきました。

　7月9日（火）清水山にある「ふらのワイン工場」のラベンダー畑が見頃となっていました。モンシロチョウやミツバチなどが蜜を目当てに集まっています。「ワイン工場」のラベンダー畑は7月末まで夜にライトアップされます。市街地にほど近く、夜でも鑑賞できるオススメのスポットです。