ＪＲ富良野駅の正面にある「Cafe & Restaurant すぷらうと」は、今年(2013年)の2月14日に開業1周年となります。 開業にあたり、富良野商工会議所の支援制度や、相談窓口を利用して富良野に起業することができました。 オーナーの遠藤謙二さんは、札幌のホテルでコックを23年間勤め上げ、独立を決心。 開業地を探すいろいろな経緯の中で、地の利、知名度、富良野在住の千尋さんのネットワークなどを 総合的に判断し、富良野での起業を決断しました。

　「起業にあたって、ご苦労されたことは？」との問いに「ありすぎて、一言では言えません」と思わず苦笑いをされる謙二さん。料理の腕はプロでも、店舗経営は初めてです。奥様も富良野では別業種に従事され、２人とも初めてのことばかりで本当に大変だったと振り返ってお話をしてくれました。

　これから富良野で起業する方へのアドバイスを尋ねると「とにかく地域のプロに相談する事だと思います」と、千尋さん。「駅前は、富良野でも古い商店街で、商売のノウハウをお持ちの方々いる。心温かく私たちを受け入れていただいたこともラッキーでした」と続けました。

　店名は、「美味しいものは、人を笑顔にできる。美味しいものは、人を癒すことができる。美味しいものはきっと、人を幸せに出来る。だから、Sprout the happiness！幸せよ芽吹きなさい！」という言葉からつけられました。また、ふらの産食材にこだわった市内飲食店「グリーンフラッグ」に富良野市から認証されました。これからの抱負として、「まずは、地元の皆様においしいお食事をして笑顔になって欲しい」と謙二さんは自信をもって微笑まれました。