富良野産たまねぎ

 取材日 2012年12月12日(水)
 取材地 ふらの農業協同組合

  富良野の匂いを食べて感じて  

 富良野の基幹産業は農業です。内陸性気候の富良野盆地では、1日の気温差、年間の気温差が激しく、その生育環境と豊かな地形が多くの農作物を産み出しています。栽培できない作物はないといわれる富良野ですが、今回は「たまねぎ」に注目しました。収穫した玉ねぎは、玉葱選果場(ふらの農協本所 南扇山)で選別され、今日も全国各地に出荷されていきます。その選別作業が撮影させていただきました。

 富良野のたまねぎ栽培は、1907年(明治40年)に富良野市下五区で「札幌黄品種」の種が、蒔き付けられた時が始まりです(※)。昭和40年代(1965年頃~)から全市的に栽培が拡がり、今日では富良野を代表する主力農産物となり、2011年(平成23年)度の作付面積は1,460haとなりました。また、たまねぎをふんだんに使った加工品、ソース、ドレッシング、カレーなどの富良野ブランドも数多く存在しています。

 ふらの農業協同組合の小師和彦さんは「(気候の)厳しい環境で生産しているたまねぎです。生産者は、味はどこにも負けない!と自負しています。全国各地に出荷していますので、手に取っていただき、食べれば富良野の匂いを感じられると思います」と、自信を持って話していました。

(※) 「富良野玉葱発祥之地」碑は、富良野市下五区に発祥70周年を記念して1977年(昭和52年)に建立されました。

ふらの歴史スポット 水稲発祥之碑  取材日 2012年12月3日(月)
 取材地 富良野市南扇山
富良野市就農支援会議 事務局  取材日 2012年1月24日(木) 
 取材地 富良野市役所