市民劇団・へそ家族   於 富良野演劇工場

年に一度の晴れ舞台

 富良野市唯一の市民劇団「へそ家族」が10月8日(日)の富良野演劇祭に向けて練習している様子を取材しました。劇団は、富良野演劇工場がオープした2002年に誕生し、今年で10周年を迎えます。劇団の活動は、年に一度開催される「ふらの演劇祭」(主催 実行委員会 於 富良野演劇工場)で創作劇を発表することです。 座長を務める原正明さんに入団の条件を聞きしました。「ご希望の方は、まずオーディションを受けていただきます。そして全員合格します」とポーカーフェースで答えが返ってきました。

 構成メンバーは、農業家、市職員、主婦、学生、自営業…と多岐にわたり、10代から70代までと幅広く女性がやや多いのが特徴です。

 今年は、新作「みずのかけら」で家族の絆に挑戦。脚本・演出は富良野演劇工場・工場長 太田竜介さんです。練習は、約半月前からほぼ毎日行われました。

 本番当日は、ベテランが多い安定した演技と若い新人が適役に配され、内容の深さに場内が感動に包まれました。アマチュア劇団ではありますが、市民にとって年に1度の上演が待ち遠しい劇団となりました。

取材日:2012年9月27日(木)