富良野自然映像ファイル 太陽の里・ふれあいの森  2012年10月31日(水) 富良野市山部 太陽の里

芦別岳の麓に広がる散策路

 富良野市山部にある遊々の森は、富良野市と上川南部森林所協定を結び、「太陽の里・ふれあいの森」と名付けられています。芦別岳の麓にあり、ユウフレ川沿いにある野外体験活動施設「太陽の里キャンプ場」の周囲51ヘクタールに広がり、富良野市生涯学習センターが体験を行うフィールドの1つです。森の中には、沢コースと尾根コースの自然散策路が2コースあります。

■沢コース(距離:2.0㎞ 約1時間)

 ユウフレ川の右岸(南側)で森の様子を観察しながら山歩きを楽しめるコースです。 3本の小さな沢を横切る曲がり道の多い散策路では、トドマツやシナノキなどの樹木やエゾアジサイ、オニシモツケなどの森に咲く花々やサルナシ(コクワ)やヤマブドウのツルも多く見られます。沢には湿地に見られる植物が生い茂っています。45種類の樹木に名札が付いています。

■尾根コース(距離:2.5㎞ 約1時間30分)

 沢コースの反対側に位置するコースです。標高500mの尾根まで登るコース。沢コースより距離が長く、軽登山を楽しむ散策路です。エゾマツやトドマツなどの大木があり、山麓の深い森の雰囲気に浸りながら歩きます。初夏の新緑・秋の紅葉が美しく、尾根筋では低木のエゾユズリハやオオカメノキが多く見られます。60種類の樹木に名前が付いています。 (出展:富良野市博物館他編 遊々の森「太陽の里・ふれあいの森」自然観察ハンドブックより)

 取材時(2012年10月31日)は、晩秋を迎えた森で静かな時間が過ごせました。しかし、野生動物などへの注意事項も多く、散策路を歩く時は、富良野市生涯学習センターにお問合せいただき、森の状況把握やMAPなどの携行がお勧めです。

取材日:2012年10月31日(火)