母娘で参加。市民劇「へそ家族」は楽しい課外活動
今回のふらびズムpeopleは、市民劇団へそ家族に在籍して、一年目を迎えた新居仁美さん、美空(みく)さん母娘に登場していただきました。インタビュアーは、同じく「へそ家族」の在籍１２年目の大ベテラン、松木政治さんにお願いし、市民劇の面白さなども併せて聴いていただきました。
新居仁美さんは、大阪で生まれ、短大卒業までは、実家で暮らしていました。地元のスポーツ用品店に就職した後に「若気の至りか、いろいろなことがやりたくなって…」と、退職。そして、北海道をリゾートバイトで回っている仲の良い友達に付いて行き、富良野のペンションでアルバイトをしていました。その時にご主人と知り合い、現在の生活に繋がっていくこととなりました。
「富良野は、心地が良いところ。夏は暑く、冬は雪がしっかり降り…と、四季がはっきりしている。自然を体感でき素晴らしい場所でした」と、暮らしをオールシーズンで満喫している仁美さんです。けれど、憧れていた雪のある暮らしには戸惑いもありました。思った以上に積雪量が多く、寒さの中で降り積もる雪の処理も良く分からなかったそうです。
大阪から北海道に移住した歳月は足かけ１７年になります。現在は、市民劇「へそ家族」の劇団として、2015年3月21(土)に迫った本番に備え、娘の美空さんと連日連夜の稽古に参加しています。
「市民劇団に入るきっかけは、広報の劇団員募集でした。お芝居は観るのが好きで、富良野演劇工場へも度々来ていました。やりたいけれど、迷っていて、娘に相談しました。」
すると、娘の美空さんは、「私もやりたいから一緒にやろう」と、積極的な返事が返ってきました。学芸会で役が付くと凄く嬉しかった美空さんは、お母さんからの相談が本当に嬉しかったようです。
初めての舞台は、「今までに味わった事がなく、耐え難い緊張感」だという仁美さんと「声が震え、足が動かなかった」という美空さん。一年後の現在、新居さん母娘は、堂々とした役者ぶりに見えます。
「自分だけではなく、みんなで１つのものを作り上げる達成感は、心地良く、何事にも代えがたい経験」が、お芝居を続けて行く理由の仁美さんと、「とにかく楽しい。表現するのは難しい時もあるけれど、演技を教えてもらうのが楽しい」美空さん。放課後に、夜遅くまで大人と一緒に作り上げるお芝居にかける時間は、美空さんを成長させているようです。
「へそ家族」の最新作は、３月２１日(土)に富良野演劇工場で上演する「はじめの一歩」(作・演出 樋口一樹)です。
仁美さんは、母親役で、インタビュアーの松木さんとは夫婦の設定。芝居を通し、「普段、(夫に)言えないことも言わしてもらっている」と楽しそうに答えてくれました。
ちなみに、ふらびズムの太一カメラマンも「はじめの一歩」で、音響担当として参加。「へそ家族」デビュー。おそらく、ふらびズムの「ブログ」で、感想を綴ることになりでしょう。
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