「へそ家族」の大ベテラン俳優は、市の職員
市民劇団へそ家族の松木政治さんは、移住者であり、市職員です。すでに市民劇の俳優として、12年のキャリアを持つ松木さんの富良野ライフを語ってもらいました。
大分県出身の松木さんは、学生時代から海外旅行でいろいろな国を巡りました。次は、車で日本を縦断。当時、ハマっていたラフティングを空知川でしたいというのが、富良野を選んだ理由です。たまたま市職員の募集を知り、応募したところ採用となりました。仕事は、ぶどう果樹研究所が管理運営するワイン工場でワイン造りに携わった後、農業で5年。現在、経済部商工観光課に在籍し、11年目となりました。
「富良野市は、農業と観光と環境のまち」と打ち出されていますが、なんといっても農業が大切です。そこを知らなくては、何も語れない、農業を学んだことは市職員として非常に大切な経験だと思っています。」と語る松木さん。公務員として、忙しい毎日を送っています。そんな中で、市民劇団「へそ家族」の団員として12年も在籍しています。
市民劇に参加した頃、富良野の生活にも慣れ、この地でやり残したことを探したところ「文化を知らないな…」という心境であり、丁度、「上司で、現在の座長、原さんに誘われ、3言の役なら…」と、軽い気持ちで引き受けたそうです。 が、実際にその3言が言えなくて、悔しい思いをしたそうです。その悔しさが、きっかけになり次の芝居へと向かわせるきっかけになりました。今でも「上手く行かなかった…」と上演後に反省するそうです。
また、市民劇は、参加者がそれぞれの、職場や年齢に関係なくフラットになって芝居作りに向かう心地良さ、コミュニケーションの楽しさに魅了されているようです。
松木さんのお芝居は、プロの俳優のような安定感で、物語の中に私たちを連れて行ってくれます。富良野にいらしたら、演劇工場の市民劇を一度ごらんください。観客でも、キャスト、スタッフでもOKだそうですよ。
市民劇団へそ家族公演 最新作 「はじめの一歩」
2015年3月21日(土)14:00~(13:30開場)
富良野演劇工場 入場無料/全席自由
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