ふらびズム


ふらびズムpeople グラス・フォレストin 富良野 支配人 下内 仁さん

取材日 2015年2月23日(月)
取材地 富良野市麓郷

贅沢な通勤路に毎日感動

 下内仁さんは、富良野市麓郷にあるオリジナル硝子作品の展示販売施設「グラス・フォレストin富良野」の支配人です。富良野に転勤し、5年になりました。札幌ご出身の下内さんに、お仕事と富良野の暮らしを伺いしました。

 「グラス・フォレストin富良野の本社は小樽にあり、富良野のイメージ合わせたガラス商品を創るため」10年前に富良野の麓郷で施設をオープンさせました。富良野の大自然がオリジナル作品に影響を与えてくれています。そのイメージの代表格が、人気No.1の『しばれ硝子』です。ダイヤモンドダスト現象のキラキラ感を硝子で表現しようと誕生しました。宙吹きガラスでは、道内で当工房だけのオリジナル作品です。大きな特徴は、使い込むうちに増えていく『ひび』。硬質ガラスの中に異質のガラスを挟むことで、中に『ひび』が生まれ、しばれ感を表すことができるのです。」と、語る下内さんです。

 住んで分かった富良野や麓郷の印象を尋ねると
「富良野は、田舎過ぎない「田舎」が魅力だと思います。都会の大きなショップやチェーン店はなくても、日常生活に支障をきたすことはありません。地元のお店が頑張っていますので。また、何時間、あるいは、泊りがけでも見に来るラベンダーや雄大な自然の非日常的な景色を、暮らしの中で感じることができるのも魅力ですね。また麓郷地区に限定して言えば、「空気」、「水」、「景色」はもちろんで、何と言っても「人」が素晴らしいと思います。大げさに言うと「家族」のような感覚でしょうか。よそから来た私を温かく迎え入れていただけたことに、今でも感謝しています。」と答えて頂きました。

 住宅は、市街地にあり、毎日約20分の通勤時間をかけて出社するという下内さん。「春夏秋冬の移ろう景色の素晴らしさに毎日感動している」そうで、贅沢な通勤でも、富良野ライフを満喫されているようです。

 最後に、「ご覧の皆様へメッセージを」とお願いすると、2015年のこの夏に企画する、開店10周年イベントを教えてくださいました。海外旅行があたるというプレゼントだけではなく、来られた方が参加して楽しめるような企画をご用意されているそうです。お仕事に思いを込めている下内さんらしいメッセージですが、地域の素晴らしさが盛り込まれた熱いメッセージでした。

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