ふらびズム


ふらびズムpeople 佐々木恵理子さん

取材日 2014年12月15日(月)
取材地 富良野演劇工場

移住して18年、文化活動に積極的に参加

 市民劇団「へそ家族」、市民がMCを務める番組が数多くあるコミュニティーFM「ラジオふらの」、学校などで、大人たちによる「読み聞かせ」など、富良野では文化活動が盛んに行われています。そのシーンに積極的に参加されている方としてご登場いただいた佐々木恵理子さんは、京都出身で富良野歴18年のベテラン移住者です。ハツラツと暮らす佐々木さんにお話を伺いました。

 富良野への移住のきっかけは 「大学が北海道で、主人と知り合い結婚して札幌に住み、転勤で富良野にきました」とのこと。ご主人のお仕事の都合とは言え、テレビドラマ「北の国から」を観て、富良野に興味があった佐々木さんにとって、この地での生活は、願ったり、叶ったりのようです。地域でのカルチャーシーンで、必ずと言って良いほど佐々木さんをお見かけします。

 それらの活動へのこだわりは、子どもの頃の体験に基づくようです。「小さい頃、本が大好き。小さなまちで、先生に勧められた本を読み、ものすごく感動した」ことが、大人になっても佐々木さんを突き動かしています。「舞台で演技をしたり、絵本の読み聞かせをして子ども達に感動を伝えたりする」活動に喜びを感じる日々が続いています。

 一方、日常の生活も充実しています。畜産を学ぶため、北海道に来たことでもわかるように、地産地消を体感することで、この土地に住んでいる幸せを実感しているご様子です。
「冬の早朝の冷え込み」には厳しさを感じる一方、景観の素晴らしさ、いざという時に助け合う人の温かさ、農村地帯だからこそ、味わえる農産品の美味しさ…とパートナーと共に選んだ移住地の暮らしに自信を持って臨まれているようです。

 現在、同居しているお子さんたちが、独立することがあったら、富良野の良さを分かった上で旅立って欲しいと望む佐々木さん。これからも、演劇工場の舞台で、コミュニティーFMの電波で、読み聞かせの場面で、その姿や声に出逢えることでしょう。

 移住希望者の方には、「富良野ではあまり不便を感じず、ゆっくり、のんびり暮らしたい方には、一度、住んでみることを薦め」だそうです。

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