2012年9月、富良野市就農支援会議が設立されました。設立目的は、新規就農希望者の受け入れを円滑に進め、担い手の育成をするために関係団体が連携し、「農家になりたい」「農業に携わる仕事をしたい」という人の相談窓口を一本化することです。富良野市、農業協同組合、農業委員会など地域の農業関係者で構成され、事務局を富良野市農林課が担っています。
新規に就農できるまでのステップは、大きく分けて4つ。Ⅰ.就農相談 Ⅱ.1年間の農業ヘルパー研修 Ⅲ.2年間の農家研修 Ⅳ.農地取得に分けられます。支援会議では、各ステップで相談やアドバイスを行いますが、基準を満たせなかった場合は、就農を断念してもらう場合があります。また、就農できた場合は、その後も関係団体による支援相談が行われ、農業者をフォローします。
問合せ窓口となる事務局の富良野市経済部農林課 農政係長 西出正人さんに、就農を志す際の基本的な条件をお聞きしました。「相談前に考えて欲しいのは、農業者として就農するか、農業体験をしたいのかを決めていただくことです。また、就農の際に必要なのは、農地、資金です。支援制度を活用して資金を貯めるなどの計画が重要です。」とのことでした。
西出さんから、富良野で就農を目指す方へは「(就農するのは)人生を左右することです。農業者になるまでも容易ではありませんので、どうぞ覚悟をもって相談に来てください」とのメッセージをもらいました。
富良野市就農支援会議 ℡.0167-39-2309(事務局 富良野市経済部農林課)
取材日:2013年1月24日(木)