市内の農業者でつくる「富良野地域の農村元気プロジェクト」が、富良野沿線の農家を巡って収穫体験や農産物の購入ができる地産地消バスツアーを運行しました。これは、農水省の支援を受けて初めて運行したものです。目的は、農家と市民が直接交流を深め地産地消を推進するためで、乗車料金は無料、収穫した分を買い取ることができます。この日は12名の富良野市民が参加しました。
ツアーは、2軒の畑作農家と直売場を1ヶ所巡る工程で、1件目は、富良野市扇山にある岡野農園を訪れました。ビニールハウスで、麗夏(れいか)と名付けられたプチ・トマト、きゅうり(黒サンゴ)、白いゴーヤなどを収穫し購入しました。また、季節が終わったメロンを試食することができました。 参加者の50代の女性は「富良野に住んでいても、農家さんと交流する機会がほとんどなかったので今日は、とても感動しました」と嬉しそうに話していました。
プロジェクトリーダーの佐藤秀靖さんは「農業が基幹産業である富良野なのに、市民と農家、観光客と農家のマッチングがあまりできていません。市民や観光客がこのような機会に農家の雰囲気を知り直接交流することで、消費者の地産地消への意識が高まってくることを期待しています。」と語りました。
取材日:2012年9月22日(土)