2012年の今年に収穫されたぶどうで作られたワイン「新酒富良野」を発売1日前日に楽しむイベント「ふらのワイン華酔祭(かすいまつり)」が、市内清水山にあるふらのワインハウスで開催されました。
「ふらのヌーヴォー祭り」から改名して5回目となる華酔祭(かすいまつり)の主役は、ぶどうの品種イルシャイオリベールで作られた「新酒富良野」。加えて定番の赤、白、ロゼワインが飲み放題。参加者は、地元産の食材やワインで作られた料理とのマリア-ジュ(ワインとの食べ合わせ)を楽しみながら、大いに盛り上がりました。参加者の女性は「今年、初めて参加しましたが、一足先に新酒富良野が飲める素敵な企画ですね」と華やかな笑顔で感想を語ってくれました。
主催のぶどう果樹研究所(ワイン工場)所長 亀渕雅彦さんは、市を代表する特産品ふらのワインについて「今年で40周年(1972年4月 研究所が設立)の歴史が培った(ワインの)栽培・醸造が良い状況にあります」と話してくれました。
農業振興を目的にワイン用ぶどうを栽培し始めた富良野市。気候風土と土地条件が北欧と似ていることから始まったワインの醸造。恵まれた気候や土地条件だけではなく、優れた技術と品質管理が実を結び、ふらのワインは今や富良野市を代表する特産品となったのです。
取材日:2012年11月13日(火)